思索✕詩作。

思索と詩作のブログ。

多数決。

事象に白黒つけるには
この世界はあまりにも多様で
波があれば濃淡もある。
斜めに伸び縮みし軽くなったり重くなったりする。

この四次元の世界を
二次元の刀で叩き斬るには
場合によっては
とても大きな遺恨を残してしまう。

この四次元の世界に
正義というたった一つの唯一無二の正解は
実現不能なユートピア的概念なのだ。
水戸黄門はありえない。

が、必要に迫られれば
水戸黄門の助さんの刀を召喚しなければならない。
四次元の多様な世界に、
二次元の多数決と言う名の刀を。

正義とは血塗られたものなのだ。
多様な意見に白黒つけるために
無理を言って刀で叩き切る。

それが必要なフェーズが
人間世界には存在する。

実際に選択の際に血塗られないだけいいのだ。
昔は血塗られたものだった。

だが忘れてはいけないのは
僕らの多数決は
本来血塗られたものなのだ。
勝者も敗者も
後味が悪くて当たり前なのだ。
後味の悪さを感じるべきなのだ。

助さんの刀で叩き斬っても、
権威と言う名の角さんの紋所でそれを決定づけても、
誇るべきではないのだ。
目の前には傷ついた敗者がいるのだから。