読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

思索✕詩作。

思索と詩作のブログ。

どこにいてもアウェイ。

昔書いた詩
キリキリする感覚。
ホームのない僕はそれから逃れることはできない。

僕はうつむき口をつぐむ。
休憩時間の教室を寝てるフリをしてすごす。
人が集まるトイレからはそそくさと脱出する。
買い物に行けば針のような視線を感じ、
家にいても家族はケンカばかりしている。
ネットに行けば初対面以前に話すことを拒否される。

心休まる場所などない。
どこへいっても磯焼けのような荒涼とした風景が広がっている。

僕にはホームがない。
暖かい場所を知らない。



ヒリヒリする感覚。
すべての場所がアウェイ、そういう居場所しかない。


僕は空を見ては口をつぐむ。
摩天楼のコンクリートはその迫ってくる体躯で物理的に僕を閉じ込め、
規則正しく並んだ街路樹と街路灯は檻のように僕の心を閉じ込める。
窓ガラスは僕を閉じ込める不愉快な僕の肉体を映し出してはゆらぎ、
自動車は水たまりで減速することなく僕に泥水をふっかける。
太陽も月も知らん顔して頭上を回る。

渇きを癒やす綺麗な水などどこにもない。
どこへいっても天に向かって墓標が傲慢に立っている。

僕にはアウェイしかない。
呼吸をするのが難しい。
塩害に襲われた土のように。