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思索✕詩作。

思索と詩作のブログ。

僕は人の理不尽さに怯え

昔書いた詩
僕は人の理不尽さに傷つくことを脅え、
もしくは、
僕の理不尽さが人を傷つけることに脅え、
今日を不安の中で生きている。

公園でパンくずをつついている鳩は
僕らがそんな憂鬱を抱いていることに気づいているだろうか。
こんな僕らに鳩が幸福の象徴として見られていることに気づいているだろうか。
鳩はどう思うだろうか。
鳩も理不尽さに傷つくことがあるのだろうか。
僕らが勝手に幸福の象徴とすることに
鳩は理不尽さを覚えるのだろうか。


僕は寂しさを丸めてゴミ箱に捨てた。
ゴミ箱は何も言わない。
どんなに汚いものを捨てても、
あるいは、
どんなに美しいものを捨てても、
ゴミ箱は何も言わない。
なんでも簡単に捨ててしまう僕たちに
ゴミ箱は何と思うだろうか。
ましてや感情さえ捨ててしまう僕たちに。
無慈悲と思うだろうか。
それとも
何も言えずただ受け止めるだけの自分自身に
無力さを感じたりするのだろうか。


鳩もゴミ箱もまるでマリア像のようだ。
ただ静かに微笑みを浮かべて僕をみている。
肝心なことを言えず、ただ黙って微笑みを浮かべている。

あるいは君も、そうだったのかな。

マリア像はなにも語らない。