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思索✕詩作。

思索と詩作のブログ。

例えば、ではじまる詩(愛の詩編)

昔書いた詩
例えば、愛が本当にあったとして、
愛に実体があって触れられるものだとして 
ガラスのように壊れやすいであろうそれを
抱きしめたときに
傷つけ粉々にしてしまわない保障ってどこにあるの?
それともそれは絹糸でできた布のようにしなやかで、
すべてを受けとめる力を持っているの?


絹糸で出来た布はなめらかで不思議な陰影を見せる。
例えば、愛がそのような陰影を見せるとして、
光が優しさ、影が苦しみを表すとして、
もしくはそれが逆だったとして、
その境目には何があるの?
秩序?平穏?倦怠?流動?
そもそも境目なんてあるの?
そして境目を見いだすことに意味なんてあるの?


例えば、安定的に流動してる状態が人の感情だとするならば、
人は道路を走る車だろうか。
早朝の暗闇をすいすい走り、
夕方にはまばゆい光のなかのトラフィックジャムに巻き込まれる。
空からみれば、
まるでそれら全体生き物のよう。
愛はその一表象に過ぎない。