思索✕詩作。

思索と詩作のブログ。

コンクリート・シー・パラダイス

僕はミニマルな光を放つ夜の滑走路を海鳥のごとく飛び立った。
眼下には赤くにじんだ赤色灯をてっぺんにかかげた海草と、
そのさらに下に拡がる虹色の砂を見る。

砂たちは海草やワームチューブの間を惑うように漂い、
常に色を変化させる。
時には濁り、時には磯焼けにより静寂が訪れる。
時に日も沈んだ頃、砂たちは一斉に鮮やかさを取り戻す。
夜は彼らの時間。流動する彼らの虹色の時間。

それが終わると深夜の蒼の時間が再び訪れる。

そして僕も蒼の中ににじむ赤色灯の光のなかで眠りにつく。